リサイクルとリスク
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作成日時 : 2008/06/22 23:14
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中央式空調システムでは、外気を還気(循環空気)と混合してから冷却除湿または加熱加湿して、室内に給気します。室内からの循環空気は一部排気されて、残りはエアハンドリング・ユニットへ戻ります。すなわち、熱を再利用するために、すべてを排気せずに空調システムへ大部分を還気するのです。この方法は熱的には省エネルギー的でいいのですが、病院のように院内感染を防止する施設では、還気をしないで全外気方式にします。エネルギー消費量は大きくなりますが、室内で発生した微生物汚染空気を空調系統で循環するリスクが防止できます。
最近は循環型社会形成推進法が施行されて、廃棄物処理においても様々なリサイクルが行われています。マテリアル・リサイクルが困難な場合は、サーマル・リサイクルとして廃棄物を焼却して、発電や熱供給に利用します。これは実に結構なことなのですが、必ずしもうまく行くとは限らないのです。製品にせよ、エネルギーにせよ、「商品」にするためには、必ず原材料の品質管理が必要になるからです。
2004年に三重県の多度町のRDF発電設備で発生した爆発事故では消防士2名が死亡するという悲しい結果になりました。東京都の豊島清掃工場でも燃焼炉で昨年爆発事故が発生したようです。私は失敗例を論う気はありませんが、リサイクルが成功するには、不断の注意や状態監視が必要だと言いたいのです。特に、原油価格高騰の折から、サーマル・リサイクルの採算性が向上すると考えられるので、リサイクルが成功するように精密な枠組みを構成してほしいと願います。空調のリターン・エアーにもリスクがありますが、リサイクルにもリスクが伴います。
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